善雄は、美津代の中に入れる指を1本から2本に増やした。愛液で濡れた花びらは難なくそれを受け入れてしまう。ゆっくりと時に素早く指が出入りしてくる。ああ、たまらないわ・・こんなに気持ちいいのはどれくらぶりかしら・・あっ・・でもそこは、そこはダメ・・お願いそこは刺激しないで・・。善雄はクリトリスの周りを指の腹で優しく愛撫し時々をそれを剥いた。

美津代の下腹部に体の芯から響く強い快感が訪れる。そしてともすれば痛みにも感じるその刺激が下腹部を麻痺させる。ダメよ・・もうダメだったらぁ・・。美津代は心の中でそう抗ってみたが、実際には愛撫に呼応する様に腰を大きくグラインドさせ執拗な指の動きに応えてしまう。

あっ、いやだ私たら・・こんな風に腰を使っちゃうなんて・・。無意識に動いてしまう腰に美津代は恥じらいと同時に、なぜか夫への罪悪感を感じてしまった。私こんな事してていいのかしら・・ううん、いいわけないわ、いくら昔付き合った男(ひと)に20年ぶりに逢ったからって・・夫でもない男に自分のアソコを自由させて、しかも体が勝手に応えてしまうなんて・・。

しかし、このゾクゾクする様な快楽からはけっして逃れられないだろうとも思った。もちろん夫以外の男とこんな事をしているという背徳感が媚薬の様な作用をもたらしているのかもしれない。しかし、それだけでもない・・。

自分の心の奥底で眠っていたもの、幼い頃から感じていて抗いがたく自らを突き動かしていたもの。言葉ではけして上手く言い表せないが、確実に存在し自分の根幹をなしているもの、それは「淫乱な支配者」であるかもしれないし「聖なる神」であるかもしれない・・いずれにしろ、その「何か」が確実に目覚め美津代の心を支配してしまうのだ。

(もう拒めない・・。)
そう思うと美津代は逡巡する気持ちの防波堤が少しずつ決壊していき、その小さな蟻の一穴から手を伸ばしている自分を感じた。

美津代は善雄のスボンの前の方に手を伸ばし一物をズボンの上から触ってみた。少し熱を帯び硬い金属の様に充血しているそのモノは善雄の心臓の鼓動と同時にビクンビクンと脈動している。今すぐに・・このモノで激しく突かれてみたい・・私を激しく突きあげ串刺しにして欲しい。蹂躙された性奴隷の様に私を支配し、快楽の極みにつれていって欲しい。
もちろん・・この秘め事はお墓までもっていこう。人生は一度きりしかない・・この快楽に身をゆだねてしまおう・・拒否したら必ず後で後悔する・・。美津代はそう思うと善雄のズボンのファスナーに手を掛け素早く降ろし、すかさず中へ手を入れた。

美津代の手が一物を求めズボンの中に侵入してきた。そして器用に善雄のブリーフを降ろすと一物を外に取り出した。取り出された一物は硬く反りかえり先端は既に湿り気を帯びている。美津代は一物を握ると、慈しむ様にゆっくりと、しなやかに手を上下させはじめた。女の手で一物をもてあそばれる事がこんなに気持ちいいとは思わなかった。善雄はうめく様な言葉にならない声を漏らした。

「ねぇ・・して」
突然、美津代が耳元でそう囁いた。善雄は信じられないとばかりに暗闇の中で美津代を見つめた。
そして「今・・?」と短く聞き返した。
美津代は深くうなずくと、自らのスカートに手を入れ破れたストッキングとパンティを膝まで降ろした。いくら暗闇の中とはいえ、あまりの大胆な行為に善雄はただ唖然としていた。しかし、美津代の動きは止まらなった。スカートをたくし上げ、むき出しになった下半身を善雄の下腹部に押し付けた。そして一物を握ると自らの花びらへと導いた。

美津代の腰がいやらしくくねる。女の側から導くなんてはしたない・・しかしそんな慣習はもはや美津代を押し留める力はなかった。
「突いて・・思い切り・・」

美津代の愛液で満たされヌラヌラになった花びらの感触が善雄の一物の先端に触れる。もうダメだ・・。自分の中のスイッチがパチリと音を立てた様にONになった。善雄は乱暴に美津代を抱き寄せると。腰を前に突き出し、美津代の中に押し入った。

「ヌチャ・・」
甘く切ない快感が善雄の下半身を満たす。一物は美津代の花びらにずっぽりと根元まで入ってしまった。そして・・激しいピストン運動。善雄は猛り狂った様に腰を動かし。美津代を犯す。

「あっ・・あっ・・」
突かれる度に、美津代のせつないあえぎ声が漏れる。ムーディーなテナーサックスの重低音がそれを覆い隠す様に響く。

「美津代・・美津代・・」
善雄は美津代の名前を耳元で何回も繰り返す。そしてまるで20年の時を必死で埋める様に獰猛に執拗にピストン運動を繰りかえす。善雄は体勢を変え、美津代を壁際に押し付ける。そうするともう逃げ場はない。冷たい壁と善雄の一物に挟まれて美津代は尚も激しく突き続けられる。

「もっと・・もっと・・突いて」
闇に包まれたダンスホールの一遇で、二人は立ったまま貪るように交り続ける。互いにこの時、この瞬間が永遠であればいい・・そう思いながら周りなど一切気にせず激しいセックスを続ける。

美津代は善雄に片足を抱えられて大きく足を開く。一物が美津代の「女芯」を確実に突いてくる。今までに感じた事のない程大きな快楽が下腹部を支配する。ああっ いい・・いいわ・・もっと突いて・・めちゃくちゃして・・私のオ○ンコもっと突いて・・。下腹部からビリビリとした快楽の電流がせり上がってくる。やがてそれは足のつま先から、頭の頂点へと駆け巡り、激しく全身を襲うエクスタシーの波へと変化する。

「あっあ・・いく・・!」
美津代が頂点に達したその刹那、善雄もエクスタシーへの坂道を一気に駆け上った。
「俺も・・いく・・いくよ」
耳元でそう囁くと、善雄は再び美津代の耳の穴を舐めた。そして精液が確実に子宮まで届く様に美津代を強く抱きしめ一物をより一層美津代の中に深く沈めた。次の瞬間ドクンという感覚と共に精液が大量に発射された。善雄は一滴たりとも外に漏らすまいと腰を強く密着させ総べてを中に流し込んだ。


やがて・・誰かが急にボリュームを上げた様にムーディーな音楽の音色が二人の耳に届きはじめた。ほぼ同時に頂点を迎えた二人はつかの間の沈黙の後、どちらともなく唇を重ね互いを抱きしめ合った。あたりはまだ闇に包まれ、テナーサックスの重低音だけが響き渡っている。その心地よい振動と回転するミラーボールの光に身をまかせながら、二人はチークダンスを踊り続けた。深い安らぎが互いを包み、いつまでもいつまでもこの瞬間(とき)が終わらないようにと願いながら。

パンドラの箱へつづく

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