「ねえ・・あの蔵・・覚えてる・・」
美津代は耳元でそう囁くと体をすりよせ善雄の股間に右足を滑り込ませた。
太ももの付け根に硬くいきりたった善雄の一物が当たる。美津代はその硬さを感じると、さらに太ももを強く押し付けそこをゆっくりと刺激した。

「もちろん・・」
善雄はそう応じたが、美津代の足の動が下腹部にじわりとした快感をもたらはじめ、それ以上は言葉が続かなくなった。無数のミラーボールの光の点がムーディーな音楽に合わせて回転し、薄暗がりの中で体を寄せて揺れている一群の人々を照らしだしている。

もう、こんなに硬くなってる・・男の人ってかわいい。美津代はそう思いながら、右足を音楽に合わせてゆっくりと動かし一物をもてあそぶ。

偶然の事から、矢作善雄はこの社交ダンスクラブで篠崎美津代に再会した。会社の同僚に誘われ、今日始めてこのクラブを訪れたのだが、まさかそこで美津代に20年ぶりに再会するとは思ってもみなかった。

「あの蔵・・まだあるのよ・・」
美津代は再び囁いた。あの蔵とは美津代の祖父母の家のものだ。当時、祖父母が亡くなり母屋は空き家になっていた。管理は美津代の両親が任されており、衣類や家具を置く物置きとして使用していた。当時から人の出入りはほとんど無かったが、時を経て今は美津代が管理していると言う。

二人は互いに高校生の頃、ある秘め事がきっかけで交際を始めた。その時、美津代はまだ生娘だったが善雄によって初めて女になったのだ。その行為の場所が美津代の言った「蔵」だった。

テナーサックスの振動する様な重低音があたりの空気を濃密なものに変える。ミラーボールの回転がしだいにゆっくりになり、心なしか光の点が暗くなっていく。どうやら主催者が気を効かせて照明を落としはじめた様だ。それぞれペアになった男女はお互いの体を密着させながら揺れ動いている。もちろん互いの姿はよく見えない。

善雄は美津代の腰に回した手に力を込め強く体を密着させた。さっきから美津代の太ももで刺激された一物がズボンの中で痛いほど反りかえり先端からは分泌液が染みだしてきている様だ。

「美津代・・」
善雄は耳元で名前をつぶやき美津代の耳にフーっと息を吹きかける。美津代がつけている香水の香りがする。媚薬の様なその香を嗅ぐと雄の本能がむっくりと頭をもたげてくる。

チークダンスとは元々頬と頬をくつける様にして男女が密着して踊るダンスだ。踊り始める前に講師がそんな事を言っていた。善雄は美津代の頬に自分の頬を密着させると長い髪に顔を埋めた。そして髪を少しかき分けると耳たぶを口に含んだ。

「あっ・・」
美津代は少し驚いて小さな声を漏した。ああっ・・いやそんところ・・。しかし、善雄の舌先が耳たぶから耳の淵を周り穴の奥の方へと侵入してくると、美津代の体にくすぐったい様な、それでいて甘酸っぱい快感が走りはじめた。

「・・・」
ぺちゃぺちゃと言う善雄が耳を舐める音がし、それに身を任せていると、しだいに少し前に感じていたわずかな抵抗感が消え、恥ずかしいけれどもっと奥まで舐めて欲しい・・もっともっと・・もっと奥まで・・、そんな気持ちが芽生え始めてしまう。そして自ら耳を突き出し善雄の舌を積極的に受け入てしまった。美津代は甘美な快楽に酔いしれながら、まるで大事な処を舐められているみたい・・と感じていた。

チークダンス2へつづく

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