就職して三、四年が過ぎた頃、例によって悪い先輩に連れられて、
スナックに出入りする様になった。

始めのうちは先輩や仲間と連れ立って複数のスナックをハシゴしたりもしたが、
いつしかその内の一軒のスナックに一人で通うようになった。

生意気にも「行きつけの飲み屋」的なものが欲しかったのだが、
今考えると二十代の初めの頃の事で背伸びしたい気持ちも多分にあったのかもしれない。

しかし、そのスナックの麗子さんと言うママが美しい人で、 密かに憧れを抱いていた事も理由の一つだ。 その日、私は初めてその麗子ママとチークを踊る事が出来た。

「もっと力を抜いて・・」
薄暗い照明の中、私の耳元で麗子ママが小声で囁いた。
そもそも、チークの踊り方さえロクに知らないので棒の様に突っ立ているだけだった。しかし、麗子ママが私をリードしてくれた。

しばらくぎこちなく踊っていると、麗子ママが私の股間の間に太もも入れて 一物を刺激する様にぐりぐりと押し付けてきた。
(チークってこう言う事もするんだ・・)
私は内心、ドギマギしてしまったが悟られないよう必死に平静を装った。
しかし意に反してと言うか、当然と言うか、私の一物は勃起してしまい、
それは麗子ママの知るところとなってしまった。

「フフッ・・若いのね・・」
麗子ママは恐らく私より一回りは歳上だったと思うので、
当時で恐らく三十代半ば位だったと思う。
ママは独り言の様にそう呟くと、私の耳元で、
「ねえ今日、お店が引けたら送っていってくださらない・・」
と囁いた。 


送っていくと言っても当時の私は車も持っていないし、
タクシー代を払えるお金もない。
勿論、店の終わる時間に電車なども動いてもいない。

その日、私はカプセルホテルに宿泊するつもりだっので、
その事をママに言うと、
「大丈夫、私は車だしそれに実は私、お酒も飲んでいないのよ」と言った。

信じられない話しだったが麗子ママはいつも仕事の時、アルコールを一滴も飲まないそうだ。飲んでいるのは大抵、ジンジャーエールかウーロン茶の水割りでそれで客をごまかしている。  いかに麗子ママの客あしらいが上手いかがうかがえる話しだ。

しばらくして私は一足先に店を出た。麗子ママの仕事が終わるまで、教えられた深夜営業の喫茶店で時間を潰すためだ。一緒に帰るとなると他の客や従業員の目もあるので・・、と言うママの判断に従ったものだ。

「送っていって・・」
喫茶店の席に座ると麗子ママの甘い囁きが再び頭の中で響いた。
心臓も高鳴りはじめ、収まらないまま、ただ漫然と時の過ぎるのを待った。

時刻が深夜2時を回った頃、ママが喫茶店に現れた。
 「ごめんね・・待ったわよね」そう言った麗子ママは、
店にいる時と異なり白いシャツに Gパンという、カジュアルな服装だった。

それは当時、人気のあった今井美樹さんの様な質素で清潔感のある恰好だった。化粧も店にいる時とは異なり薄化粧になっており、そこには仕事を終え一段落して普通の女性に戻った麗子ママの姿があった。

会計を済ませ私達は早速、喫茶店を出た。
少し離れた立体駐車場にママの車が預けてあるそうだ。

歓楽街の裏手の道を抜け、ひっそりとした佇まいの立体駐車場に着くと、
ママは慣れた手つきでボタンを操作し自分の車を呼び出した。
扉が開き車がターンテーブルに乗ると、そこにはこれも当時流行っていた赤のプレリュードが姿を現した。

服のセンスや車と言い、私は麗子ママに洗練された大人の女性を感じていた。しかし、同時にきらきらと輝くその姿に少々気後れする気持ちにもなってしまった。
(こんな、素敵な女(ひと)が自分を誘ってくれたなんて・・信じられない)
そう思ってしまったのだ。

走り出した、車の中で私が黙っていると、
「どうしたの?、眠くなっちゃた」 と聞かれた。
まさか気後れしたとは言えずにいると、
「○○君ってね、私の田舎の弟に雰囲気がよく似てるのよね」とママが言った。
「私が、こっちに出てきてからもう何年も逢っていないの」
「今頃、どうしているのかなぁってね」

どうやらママは私に自分の弟を重ねていた様だ。
それなら自分を誘ってくれた事にも合点がいく。
私は決めかねていた自分の立場が決まったようで、内心ほっとした。
しかし同時に、
(こんな素敵なお姉さんに甘えたら、どんなにかいいだろうなぁ・・)
などと言う少々淫らな妄想も抱いてしまった。

私がそんな事を考えていと、
「ねえ・・ちょっと寄り道しない、素敵な所があるの」
とママが言って、郊外を抜けた車のハンドルを切った。

 ママの言う素敵な場所とはそこから15分程車で走った小高い丘の上だった。
車を停車させ、ヘッドライトを消すと、あたり一面が光の粒でいっぱいになった。

その光は、遠くで明滅するビル群の窓の灯りだった。
丘の上から見えるその灯りはまるで空の星々の様に美しく幻想的で、
じっと見ていると平均感覚が失われ中空をふわふわと浮遊しているような、そんな感覚に囚われてしまう所だった。

しばらく二人でその風景を眺めていると 麗子ママが静かに言った。
「ねえ、素敵でしょう・・」
「うん・・」
するといつの間にか、ママの左手が私の股間を弄りはじめた。
私は少し驚いてママの顔をみると、
麗子ママは、シッと唇に人差し指を当て「黙って」と目で合図した。

私の一物はたちまち固く反り返ってしまいズボンの前はテントを張った様に膨らんでしまう。
麗子ママは私のズボンのジッパーを下ろし固く反り返ったペニスを取り出すと、 
体を左に折り顔を近づけ、そっと亀頭を口に含んだ。

唇2


柔らかなママの唇が亀頭を包み込み、
舌先が亀頭の底面の凹みの部分を優しく左右に舐め始める。
ゆっくりとしたその動きから、甘い快感がペニス全体を支配し、
快楽の曲線が徐々に上昇し始める。

しばらく舐められていると私のモノはママの口の中でビクンビクンと動き、
今にも射精しそうになってしまう。
しかし、下腹部に力を入れそれを必死にこらえた。

麗子ママは、少し上目ずかいに私を見ると、亀頭を口に含んだまま、
「気持ちいい・・」と聞く。
「うん・・いい・・」
「でも・・いっちゃいそう・・」
と言うと、
「お口にだしても・・いいのよ・・」 と言った。

その言葉を聞いた私はもうどうする事も出来くないくらい興奮し、
ペニスが脈動し始めると同時に濃い精液を麗子ママの口の中に吐き出しはじめた。
「あっ・・ママ・・!」

思わず声を出し麗子ママの口から一物を抜こうとすると、
ママは私ペニスを掴みさらに咥え込み、精液を飲み込もうとする。

ゴクリと言う実際には聞こえないママの精液を飲む音が聞こえた様な気がする。
麗子ママは私の亀頭から途切れ途切れに出る精液を舌で受け止め飲み込んいる。

やがてママの手が私の陰茎をしごきはじめ、残りの精液を絞りとろうとする。ママの口の中に絞った精液が漏れ出ると総べてを舐め尽そうとして、
「お掃除もきとんとしなきゃね・・」と言った。

「ママ・・」
私がすまなそうな声をだすと麗子ママはそれを察して、
「いいのよ・・私、○○君を初めて見た時から・・その・・私のモノにしたいなぁて思ってたから」
「それに・・」
「何・・」
「ちょっと変わったお願いしたいなぁって思って・・」
「変わったお願いって?」
「・・・」

麗子ママは恥ずかしそうに沈黙すると、
それは、今度自分の家に来てくれた時に話すと言った。

麗子ママの秘密につづく


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