敦子さんの所に通う様になって半年が過ぎた頃、私と敦子さんはとても親しい関係になっていた。時々は店の外で逢う約束をしてデートを楽しむ事もあったし、敦子さんの独り暮らしのマンションを訪ねる事もあった。

しかし、だからと言って店にいかなくなってしまったかと言うとそうではない。きちんとお金を払い、敦子さんのサービスを受ける為足しげく店にも通った。

敦子さんのプライベートを邪魔して迷惑を掛けたくなかったし、なにより薄暗い灯りがともる店の部屋で敦子さんから受ける性的なサービスがとても気に入っていたからだ。

そんなある日、私と敦子さんはちょっとした賭けをした。賭け自体は平凡な野球の試合の勝ち負けを当てるものだったが、負けると相手の要求に100%従わなければならないと言う今で言う王様ゲームの様なものだった。

その日の賭けは私が勝った。敦子さんは「なんでも好きなことさせてあげる」と言ってくれた。「じゃあ、敦子さんの手料理が食べたい」と言うと、敦子さんは拍子抜けした様にきょとんとしていた。その後で私はこう付け加えた。

「僕が敦子さんのマンションに行くから、その時敦子さんは一糸まとわぬ姿にエプロンだけ付けてお出迎えしてくれる?」と言った。敦子さんは少し驚いた様子だったが「まあ、エッチねェ」と言って笑った。

約束の日、胸を高鳴らせて敦子さんのマンションのベルを押した。「はーいどうぞ!」インターホンから返事があり、ガチャガチャと鍵を開ける音がした。玄関を開けると「早くしめて!しめて!」と敦子さんが焦った声で言う。

前を見ると約束通りフリルの付いた白いエプロンだけを身に着けた敦子さんが立っていた。玄関を締めロックすると、敦子さんは「どう!?」と言ってくるりと一周回った。

白いエプロンのフリルがふわりとまくれ上がり、敦子さんの黒い陰毛がチラリと覗いた。上半身は、たわわな乳房がエプロンからはみ出し、黒ずんだ乳首が白い布地に透けて見えている。後ろはもっと無防備で卵を二つ並べたような、形の良いお尻が丸出になっていた。

私は敦子さんを見つめながら「敦子さんの肌、綺麗だね」と言った。

「お世辞でも嬉しいわ」

「お世辞じゃないよ!本当だよ・・それに・・とってもエッチだし」

「○○君の言う通りにしたのよ」

そう言いながら敦子さんはエプロンの裾をヒラヒラとめくって見せた。敦子さんの陰毛が再び見え隠れする。店ではよく見ているはずなのに、場所が異なると何か新鮮に感じてドキリとしてしまう。

私が訪れた時刻は食事の準備があと少しで終わると言う所だったらしく、敦子さんは「先にシャワー浴びてきて」と言った。

後ろからして・・

10分程度でシャワーを浴び終え、洗面所の棚を見ると真新しい男物のトランクスとシャツそれにパジャマが置いてあった。敦子さんが私の為に用意してくれたものだ。キッチンの方から「サイズ合うかしら?」と言う声が聞こえた。

こまごまと気を使ってくれるのも敦子さんの魅力だが、こうして、肌着やパジャマまで用意してもらうと、何か本当に帰省した一人息子にでもなった気分だっだ。

テーブルに着くと、「手料理」と言う私のリクエスト応えて、肉じゃがや手作りコロッケ、厚焼き玉子やじゃがいもサラダなどといった家庭的な料理が並んでいた。

私が座ろうとすると、敦子さんは「並んで座ろうか」と言った。私達は太ももが触れるほど密着して座った。

「ビール飲む?」敦子さんがビールを注いでくれる。私も敦子さんもそれ程お酒は強くない方なので、すぐにほろ酔い加減になってしまう。

「私ね、さっき一人で変な気分になっちゃた」と酔いがまわりはじめた敦子さんが言う。「だって、○○君がもうすぐ来る時間だなぁって思ってエプロンつけなきゃって服を脱ぎ始めたら、なんだか一人でエッチな恰好している自分が変態みたいに思えてきちゃって・・」

「私って、本当はとてもいやらしい女なのかも・・なんて思っちゃって・・」そう言った敦子さん目が何処となくとろんとしてきた。

「お仕事で、もうエッチな事は飽き飽きと思っていたけど・・プライベートではまた違うのかもね・・」

「本当は今日は○○君の言う事に従う日なんだけど・・後で、なんでも言う事きくから・・○○君の奴隷になってあげるから・・」そう言って敦子さんの右手が私の股間を触り始めた。

「夜は長いんだし、今日は泊まっていくんだし・・」

「ねえ・・いいでしょ・・欲しくなっちゃた」そう言って、敦子さんは私のパジャマのズボンの中に手を入れ私の一物を握った。

みるみるうちに、私のモノは固くなり反り返り始めた。敦子さんは私を立ち上がらせると、母親が小さい子供にする様に上下のパジャマとトランクスを脱がせた。敦子さんの顔の前には私の一物がそそり立ち、ビクンビクンと脈打っている。

敦子さんはゴクリと唾を飲み込んで、私の一物を凝視していたが、くるりと向きを変え私に背中を向けるとキッチンのシンクの前に立った。そして・・。

「ねえっ、あのねえ、あたし一度後ろから犯されてみたいと思ってたの・・」と言い少し前かがみになり足を肩幅くらいに拡げた。

「ねえっ・・きてぇ」

私はそんな姿勢になった敦子さんの尻の下の方に一物の先端をあてがった。そしてほんの少しだけ一物を突き出してみた。

「ぬっぷ」

愛液でぐずぐずに濡れた蜜壺はスッと先端を飲み込んでしまう。私はさらに腰を突き出し一物をズブズブと奥まで挿入した。

「あうっ・・うっ」
敦子さんはシンクと私の体に挟まれ串刺にされた様な状態になった。私はその腰を両手で押さえ前後に動かした。敦子さんの中に一物を出入し始めると深く突いた時に子宮の壁を感じる程中まで入った。

「あっ・・あっ・・」
速く執拗に何回も何回も繰り返し突く。小刻みな振動が棚の瀬戸物をカチャカチャと鳴らし、白いエプロンのフリルが規則的に揺れる。敦子さんの息遣いが次第に荒くなりキッチンの空気を猥褻なものに変える。

もし誰かが見たらどこかの奥さんを若い男が台所で犯している様に見えるかもしれない。いや、むしろ私と敦子さんの歳の差を考えると、久々に帰省した息子が実家で母親をこっそり犯している風景に映るかもしれない。

「もっと激しく突いて・・お母さんをめちゃくちゃにして・・もう、どうなってもいいのよ・・どんな事でもするから・・もっと強く・・強くして」

そんな言葉が私の心の中に浮かぶ。私は我を忘れてしまうくらい自らの妄想に酔ってしまう。そしてそれだけでイキそうになってしまう。すると時を同じくして敦子さんの声も切迫したものになってくる。どうやら敦子さんも頂点を迎えそうになったいるようだ。

「あっ・・いく・・いっちゃう」
押し殺した様なその声と同時に抗いがたい甘い快楽の波が二人を支配する。背徳の幻想が私だでなく敦子さんにも伝染し包み込んでしまったかのようだ。私達は長いエクスタシーを味わった。1分、2分、シンクの前で結合したまま立ち尽くし静止した時を愉しんだ。

「よかった・・気持ちいい・・」敦子さんが独り言の様に小さく呟いた。私たちは結合したまま口づけを交わした。